佐藤妹子の備忘録

鬱病7年無職の生活。

集中講義を切った話

うちの大学院は特性上、学部生のように普通に授業を受けて普通にテストを受けて単位を取らなければならない。そしてうちの先生方はみんな単位認定が厳しいので、就活などで提出する大学の成績証明にはわざわざ「うちらゎ成績きびしぃからぅちの可ゎ他大の優だょ」というような注意書きが書いてあるらしい(そんなことを書くなら普通に単位をよこせと言いたい)。○○基礎というような単位ですら普通に落ちるから意味が分からない。

 

さて、私は他分野から入学したこともあり、単位をボロボロと落としていたため、夏季集中講義をいくつか履修していた。これにはからくりがあり、集中講義に来るのはたいてい外部の先生なので、自大の先生方よりも楽に単位が取れるのである。

 

2科目、つまり2週間はなんとか通ったのだが、3科目めが鬱病患者にとってはきつい科目だった。内容は超楽だったのだが、毎時間グループワークがあり、そのために座席の並びまで指定されているのだ。

 

ご存知の通り一般的に精神障害者はグループワークが大嫌いだ。人とのコミュニケーションが大嫌いだ。

そもそも私は生まれつきグループワークが嫌いで、小学校の給食を四人班で机をくっつけて食べさせられていたのですら糞くらえと思っていた人間である。

さらに、うちの大学は留学生が多く、彼らとの意思疎通は格段に難しい。グループで何かを議論し、発表するのは、たいていの場合日本人が主導しなければならない。

2科目めの集中講義もグループワークで、その辛さをとくと味わっていた。

 

そんなわけで、9時から15時までのグループワークを一週間続けられるわけがなかったのである。楽単と呼ばれる集中講義も、2単位を捨てることになったのだった。さようなら。

 

自分は文章を書くのは苦手ではないので、高尚な内容でなければ、3000字くらいなら40分ほどで書き上げることができる。そもそも多少なりとも文を書いて小遣いを得ている人間なので、理工系大学の中では、自分で言うのもなんだが稀有な存在だろう。

出席とレポートのみの授業であれば、授業中にレポートを書いて悠々とネットサーフィンを楽しむことができるが、グループワーク、お前は死ね。